泌尿器科専門クリニック いとうクリニック

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泌尿器科の病気

泌尿器科外来でよく見る病気と症状

泌尿器科は水分の調節と同時に老廃物を排泄するという働きをもつ腎臓に始まり、 尿 管、膀胱、尿道へと連なる尿路と、男性の生殖器を中心に治療するところです。
対象の臓器の形態が男性と女性とで異なるため、男性だけの病気、女性に多い病気が あります。
そこで、男性だけの病気、女性に多い病気、男女共にみられる病気に分けて代表的ないくつかを簡略に説明します。

泌尿器科の症状・病気に関することは、ご来院の上、何でもお気軽にご相談下さい。

男性だけの病気

1.前立腺肥大症

尿が出にくい。尿の回数が多い。尿が漏れる。50才以上になり排尿障害が表れたらご相談ください。 薬物療法、手術療法などが主な治療法ですが、中間的治療法として、前立腺高温度治療(前立腺尿道ステント留置など)があります。 他の治療で改善がみられない場合、当院では、開放病床を利用して手術(経尿道的前立腺切除術;TUR-P)を行っています。

2.前立腺癌

最近急増しています。転移した骨に付随する痛みで診断される方がまだ半数おられます。 前立腺腫瘍マーカー;PSA(前立腺特異抗原)が特に有用で、採血(血液検査)で早期発見できる唯一の癌ですので、50才以上の方は一度は検査を受けられることをお勧めします。 確定診断には前立腺の組織検査が不可欠ですが、外来でより安全に行っています。 治療には手術、放射線療法などがありますが、ホルモン療法も良い効果があります。

3.前立腺炎

急性の場合は、39℃前後の発熱、排尿困難、排尿痛を伴います。 抗菌薬の点滴静注、あるいは内服で治療します。 慢性の場合は、会陰部不快感の他に何となく悪い症状が続きます。治療を難渋する場合が多くあります。

4.急性尿道炎

淋菌性、クラミジア性、雑菌性など尿道からの分泌物に違いがありますが、抗菌薬の内服で治療します。 最近、内服薬に効果のない淋菌が多く出現していますので、この場合は抗菌薬の点滴静注1回で治療します。

5.尿道狭窄

外傷及び淋疾の不完全な治療後に起きるもので、尿道が狭くなり、排尿困難を来たします。
内視鏡での切開、あるいは特殊なカテーテルで拡張します。

6.急性精巣上体炎

陰のう痛と高熱で発症します。
抗菌薬の点滴静注で治療すると早く改善します。

7.包茎(仮性、真性)亀頭包皮炎

仮性包茎を不潔にすると膿をもちます。
必要な方は外来手術を行います。

8.陰のう水腫

陰のうが痛みなく腫れてきます。
精巣の周りに水が貯まっている状態で、小児の場合は穿刺排液で1/3の方が自然治癒しますが、大人の場合は治りません。
頻回に再発するならば手術を行います。

9.精系静脈瘤

陰のうが腫れ、痛みを伴うことがあります。
高度であれば不妊の原因になりますので手術を行います。

10.ED(erectile dysfunction)

陰茎勃起不全のことです。
EDの治療薬の処方を行なっていますので、おたずねください。
治療には保険が効きません。

11.その他

精巣回転症、陰茎折症、(いずれも緊急手術が必要)、精巣癌、停留精巣など。


女性に多い病気

1.急性膀胱炎

終末時排尿痛、頻尿、尿混濁が症状ですが、発熱はありません。 若い方は肉眼的血尿が出ることがあります。 通常、3日間の抗菌薬の内服で治療します。
※当クリニックは、内診はありません。

2.腹圧性尿失禁

咳、くしゃみ、急に立ち上がった時、重いものを持った時などに尿が漏れます。 30才以上の女性の1/3には起こるものです。恥ずかしがらずに気軽にご相談ください。 骨盤低筋群訓練、薬物療法、干渉波治療などで改善します。 重症な場合は手術が必要になりますが、現在は主にTVT手術を行っています。

3.過活動膀胱

器質的な病気がなく、尿が近くなります。 更年期障害の一症状、思い違い、精神的なものが多い症状です。 十分に説明しますが、症状が頑固な場合は補助的に薬物を服用していただきます。

4.遊走腎

夕方に腰がだるく痛くなります。 長時間の立位で腎臓が下降したことにより尿の通過が悪くなるために起こる症状で、内臓下垂を伴っています。 体質改善で軽快します。

5.急性腎盂腎炎

38℃以上の発熱、時には腰痛を伴いますが、排尿に関する症状はありません。
抗菌薬の点滴静注あるいは内服で1週間以内に治癒します。
再発を繰り返す場合は、膀胱の尿が腎に逆戻りする膀胱尿管逆流症(VUR)という奇形があることがありますので膀胱造影X線撮影が必要になります。

6.尿道カルンクラ

40才以上の女性の方に尿道の出口に血管の塊ができ、出血します。
悪性ではありません。
出血を繰り返し、尿がバラバラに飛ぶなどの症状が進行しましたら、切除手術を行います。

7.膀胱脱、子宮脱

膣から、膀胱、激しい時は子宮そのものが脱出してきます。尿失禁の原因にもなります。
重症になれば、手術を行います。

8.その他

バルトリン腺膿瘍、傍尿道腫瘤、膀胱膣瘻、尿管膣瘻など


男女ともに見られる病気・症状

1.肉眼的血尿

尿が赤くなります。他に症状のない場合(無症候性)は、約1/2に泌尿器癌(腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌など)がありますので、すぐに受診されて下さい 血尿は自然に止まることが多いので放っておられる場合が多いのですが、数ヶ月後に2回目の血尿が起こった場合は、進行癌になっていることが多くあります。 早期発見、早期治療が癌治療の原則です。早期癌は治療法の選択肢が多くあり、治癒率も高いものです。 恐れずに精密な検査を早く行って、適切な治療を受けることが肝要です。 残り1/2は、特発性腎出血、腎結石、放射性膀胱炎、IgA腎症などの良性疾患が多いものです。 当院では、セカンドオピニオンを受けておりますので、資料をご持参の上ご相談下さい。

2.顕微鏡的血尿(尿潜血)

尿の色は正常ですが、尿検査をすると尿中に赤血球が多く混ざっている(正常でもわずかに混ざっています)状態です。 通常、病気のある確立は20%(そのうち治療を要する病気は5%)程度ですので、まず、病気であるかないか、尿路を検査します。 病的なものでなければ、数年毎の経過観察で十分です。

3.尿路結石

腎結石

尿の色は正常ですが、尿検査をすると尿中に赤血球が多く混ざっている(正常でもわずかに混ざっています)状態です。
通常、病気のある確立は20%(そのうち治療を要する病気は5%)程度ですので、まず、病気であるかないか、尿路を検査します。
病的なものでなければ、数年毎の経過観察で十分です。

3.尿路結石

腎盂、尿管結石

腎疝痛と呼ばれる激しい、世の中で最も強い痛みが側腹部から腰部にかけて起こります。 腎臓でできた結石が細い尿管に落下して、急激に閉塞したために起こる痛みで小さな結石ほど傷みが強く、吐き気を伴います。 我慢せず、救急で受診されてください。 まず、痛みを抑えて、超音波検査、X線撮影で結石の大きさ、位置を検討します。 感染を合併しますと急性閉塞性腎盂腎炎となり、高熱、疼痛が持続し、難治性となり、また両側同時に結石で尿管が閉塞しますと尿毒症になり致死的になりますので早急な処置、治療が必要になります。 小さな結石の場合は自然排石が原則ですが、大きな結石及び自然排石が不可能と予想される結石は、体外衝撃波結石破砕手術(ESWL)で治療します。 この場合は九州労災病院など、ESWL設置病院へご紹介いたします。

3.尿路結石

膀胱結石

最近は少なくなりましたが、特に長期臥床の方、身体不自由な方にまだ見られます。 尿感染以外、殆ど症状がありません。内視鏡で結石を砕石します。

3.尿路結石

尿道結石

腎臓から下降した結石が膀胱に入って比較的大きくなり、尿道に詰まって閉塞したものです。 激しい排尿痛、排尿困難があります。内視鏡的あるいは鉗子で摘出します。

4.神経因性膀胱

膀胱を支配する神経が障害されて起きる排尿障害で、尿失禁から尿閉(尿が全く出ない)まで様々なタイプがあります。
弟2腰椎々体骨折以上の脊髄損傷には必発ですが、神経変性疾患、パーキンソン病、脳卒中でも起こります。
直腸癌、子宮癌の手術後にも起こることがあります。
最近は、特に糖尿病の末梢神経障害に起因する排尿困難が増えております。
用手的療法、薬物療法で治療しますが、重度の場合、尿閉に対しては、自己導尿法を勧めております。
尿失禁に対しては、特に女性の場合は対処法に難渋しているのが現状です。

5.腎のう胞

腎臓に袋ができて水が貯まる先天性の病気で約1/3の方が少なからず持っています。
血尿の原因にもなり、50才頃から増大してきます。
殆どは治療不要ですが、直径5cm以上になり、腎実質に障害を与えるようになりましたら、手術を行います。

6.放射性膀胱炎

骨盤部への大量の放射線照射を受けられた後、1年から20年後に起きる晩期合併症で、膀胱粘膜の毛細血管がもろくなり、安易に破碇、出血し、肉眼的血尿を繰り返します。
様々な止血治療を行いますが、なかなか完治しません。
高気圧酸素療法も治療の一つです。

7.慢性膀胱炎

尿感染を繰り返します。基礎疾患が隠れている場合が多いので、検査が必要です。
しかし、症状がないのに自然排尿による採尿で尿感染が認められるニセの膀胱炎が多くあります。
疑わしい場合はカテーテル採尿で厳密に尿検査を行います。

8.その他、副腎腫瘍、後腹膜腫瘍、腎血管性高血圧など。

医療法人泌尿器科
 いとうクリニック

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